ワタナベエンターテインメント夏のライブSPの日。（後編）

はい、昨日のライブレポの続きです。なので10日の欄に書いてあるけど、鳩尾は10日のビビる・やるせなす合同ライブには行っておりません。

夕方まで暇なので、表参道のナディッフへ。会田誠の個展を見てきました。絵もよかったけど美味ちゃんのオブジェが綺麗だった。
ナディッフの近所を探索してたらベティブルのミュージアムを発見。昔ここらを歩いてたら道を聞かれたのはこれだったのか。
続いて渋谷のHMVへ行き、ラーメンズのDVDを購入。とうとう買ってしまいましたわ。バミリオン・プレジャー・ナイトのDVDも発見したけど、お金が無いので買えず。また次に来たとき買うぜ。

7時から「オムニバスライブ」。
ジーンズシート追加発売されるほどの大人気だったようです。
3組のユニットが長めのコントを披露。皆とても力が入ってて、ちょっとした演劇のようでした。以下、1組ずつ粗筋解説と鳩尾の感想を。

＃関西　JAM　COMPANY
パラ部、スパローズ、核、ロビンフット、リトル他。大阪をフィーチャーしたダンスと演劇。
最初のシーンは大阪の風景。初めて大阪にやってきた青年の周りで、たこ焼き屋さん、大阪のオバハン、柄シャツ着たチンピラ、阪神タイガースファンなどが大阪っぽいやりとりを繰り広げた後、皆でキンキキッズの歌を歌いながら踊り出す。
次の場面では、「大阪禁止法」が制定された後の、隠れ大阪人たちの様子。一人がボケると全員でずっこけるのが習性らしい。踏絵は横山ノック会長の肖像。
大和君は九州出身だけど大阪に憧れて不自然な関西弁を使うキャラでした。森田君は唯一の東京の人間として、大阪人を摘発しようとする。しかし取り締まりにきた警察のペペと梶本君も実は大阪人で、パラ部斎藤君のボケに突っ込んでしまって結局大阪側に寝返る。ペペは本気でツボに入ったらしく、後ろ向いてずっと肩を震わせてました。森田君も拳銃で撃たれたとき、胸ポケットに入っていたたこ焼きに助けられて（凄い展開だな）大阪を見直す。
やっぱり大阪は素晴らしい、というような終わり方だったような。

＃金田村一平（順不同）
金沢トモキさん、レッド吉田さん、今村久仁人さん、大滝裕一さん、安井順平さんの名前の融合らしい。かなり本格的にドラマを演じてました。
アイドルの臼井しずかちゃんが恋人でマネージャーの吉田さんを殺してしまう。しずかちゃんに密かに思いを寄せる大家の大滝裕一78歳は彼女を逃がし、部屋に細工して事故に見せかける。そこに今村刑事と金ちゃん刑事と安井警部がやってきて、おかしな推理を展開していく、というような物語でした。
おじいちゃん役の大滝さんが素敵。大滝さんがコントをしている姿、初めて見ました。途中、舞台袖にはけた後もマイクに大滝さんの声が入っちゃってて、アドリブで今村さんが「大家さん、うるさいですよ！」とフォローする場面もありました。
ずっと舞台の端っこに死体として寝転がってるレッドさんも結構大変だったろうな。再現映像として何度も腹筋させられたり一発ギャグやらされたり、なかなか窮地に追い込まれてました。「ウェスポン」を流行らせようとしてるっぽかったな。
結局、安井警部が鮮やかな推理で事件を見破った後、カッコつけて犯人に説教していたら、実はレッドさんが生きてて安井警部赤っ恥。しかも彼が最終的にレッドさんに止めを刺した格好になってしまうのでした。
ためらいもなくレッドさんに人工呼吸をしたり、タンポポの替え歌を可愛らしく歌ってオトした安井さんに度肝を抜かれたわ。役者さんだなぁ。

＃DRUG　BOX
シャカ、ノンバス、ザブングルのユニット。
裁判所でのやりとりと、過去の回想が交錯するロングコント。
結婚詐欺に遭った植松俊子39歳についたのは頼りない加藤弁護士、一方のホスト松尾洋介側は敏腕赤ちゃん言葉の雨宮弁護士。大熊君は裁判長、西條君は最後まで何のためにいるのか解らない謎のキャラでした（何故か弁護士の隣にリュック背負って立ってて、ときどき加藤君をしばいたりする）。
植松俊子の過去の色んな場面を再現すると、不幸な人生がどんどん明かされていくのだ。証拠やら何やらで絶対負けると思われてた植松側のどんでん返し勝訴。ドラマみたいな終わり方でした。「ドラマティック」とは微妙にニュアンスが違う感じ。
個人的に、植松俊子が通ってたエアロビ教室のシーンが一番面白かった。大熊ワールド全開。この場面で、大熊君がイキナリ台本になかったフリを植松君にしかけたのだけど、植松君は上手く切り返して感心されてました。
松尾君のホストキャラが突き抜けてて凄かった。西條君は、滑舌教室に通うことを暴露されてました。あはは。

全部終わったら9時半。本当にどれも大熱演でした。もう1回見たいなぁ。